巡りめぐる水たち
生き物にとって水は、もっとも重要な資源の一つとされる。
現代社会の発展に伴い自然環境は益々悪化の一途を辿っているから、自然界の水の循環システム、また人間界が作り上げた水の循環システムも変化せざるを得ない。
■水道水からミネラルウォーターへ
一昔前、昭和の時代では、学校や公園といった公共の場はもちろん、各家庭の蛇口に直接口をつけてゴクゴク水を飲んでいたことをご存知だろうか。
現代ではコンビニやスーパーに行けば、低価格で手軽にミネラルウォーターを購入することができるから、昔のような直接蛇口から飲む習慣さえ消え去っている。
国内産ミネラルウォーターは各飲料メーカーで生産量は増え続け、外国産ミネラルウォーターの輸入量も10年足らずで数百倍も増加している。
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美容と健康を重視するモデルや女優たちの間では、水が肌に関係あると位置づけていることも、それに合わせた庶民の間でミネラルウォーターが人気要因になっている。
しかし、ミネラルウォーターがおいしい水だけなら、こんなにも生産量が増えていないはずだ。
なぜ水道水からミネラルウォーターに消費がかわっていったのだろうか。
値段だけでいうと、水道水はミネラルウォーターの2000倍だという。
昔のような、安全でおいしい水は無料で手に入る水道水、いったいどこかへ向かおうとしているのだろうか。
そして、水道水は本当に安全なのだろうか?
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無色透明なだけあって、水道水に対してはほとんどの人が、そんなに危険なものだとはわからないと思う。
水道水の見た目が濁っていたり、あからさまに色がついている場合を除いて、「さほど危険ではないだろう」という認識ではなかろうか。
でも、ここで鼻がよく利く人たち、匂いに敏感な人はというと、話は違ってくる。
水道水の味というより、水の匂いとでもいうのだろうか、ツッーンとする塩素独特の匂いカルキ臭。
■塩素を水の中にいれる理由とは
夏の水道水は安全のために、各県や市で塩素の量が違う。
なぜ塩素を水道水に入れなくてはならないのか。
夏になるとプールに行く人も多いが、そこに大量の塩素を入れていることは知っての通りである。
小さい子供からお年寄りまで、幅広い年齢層、いろんな人が楽しむプールだからこそ、水の中はバイ菌だらけになるから病気にならないように塩素消毒をしているのだ。
プールの中の水を口に含んでしまうと、強烈な塩素臭があって苦い経験をした人は少なくない。
もしも塩素水を飲んでしまうと、数時間の内に風邪に似た症状がでてしまうことがある。
これは、塩素によって身体の抵抗力が低下している証拠である。
水道水に入れる塩素は、水を消毒するためで、病原菌等に対して消毒効果があり、人体に影響はないとされている。
WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインでは、塩素のガイドライン値は最低でも5mg/Lとされ、上限は決まっていない。
水道水の原水は河川や湖といった水の宝庫から利用されているが、水中には病原菌となる微生物などがいる。
その微生物が体内に入り込むと、さまざまな病気の原因になる恐れがあるため、強力な殺菌力のある塩素という必要なのだという。
水道局の浄水場で消毒された綺麗で安全な水は、みんなの家の蛇口まで大きな太い水道管から細い水道管を通って流れ運ばれてくる。
その間の距離は数十キロもあり、水の中に含まれる物質が塩素と化学反応を起こし、さまざまな化学物質へと変化していく。
水道水を飲んでも、人体への悪影響はないと言われている量だとされているので、残留塩素による健康上の問題がでることはないとされる。
しかし、塩素だけが水の中に入っただけならよいが、塩素以外の物質が身体への影響を及ぼすことはわかっている。
物質といっても目に見えるものではないので、未知のものとして取り扱われやすい。
代表的な物質で、トリハロメタンという発がん性物質が有名である。
今こそ、水道水の安全性をとるのか、人体の健康をとるのか、真剣に考えなければならない。
■実は水道水が飲める国は日本を含め15カ国しかないってほんと?
地球上全体から見てもほとんどが海水97%の中で淡水は3%しかなく、しかも人間が飲める水はごくわずかしかないのが現状です。
わたしたちが住む日本は、世界と比べても水道インフラがすごく整っているで、水道水を飲むのは当たり前のように生活の一部となっています。
しかし、日本以外の国の水事情はぜんぜん違い、ほとんどの国が水道水は飲めないといってもいいです。
日本はアジアに属していますが、アジア圏では日本とアラブ首長国連邦(UAE)の二カ国だけです。
ただし、アラブ首長国連邦は雨量が年間を通してとても少ないため、海水から淡水化してなんとか水道水を作っているのです。
飲める水といっても、ほとんどの現地人はミネラルウォーターを買って飲んでいるのが日常です。
さらに、水の管理、貯水槽の清掃などがずさんなことから不衛生で安全性には欠けます。
もしもこの国に行って水道水をどうしても飲みたいのであれば、沸騰させて飲みましょう。
ヨーロッパ圏でも8カ国しか水道水が飲める国がありません。
アイスランド、アイルランド、フィンランド、スウェーデン、ドイツ、オーストリア、クロアチア、スロベニアの8カ国です。
ヨーロッパは大自然に恵まれているので、水道水の水質は高いので、ミネラルウォーターよりも美味しいと評判です。
オーストラリアはアルプスの湧き水がそのまま水道水になっているという、なんとも羨ましい限りです。
大洋州のオセアニア圏では六州のうち、オーストラリアとニュージーランドの二カ国だけです。
オーストラリアは乾燥地帯の大陸として有名ですが、やはり水不足は必須です。
ただ都市には水道整備が整っていますので、水道水が飲料としてできます。
ニュージーランドの全ての地域ではありませんが水道水には、虫歯予防のためなのかフッ素入りの水道水になります。
アメリカは大国で水道水が飲めそうですが実はほとんど飲めません。
カナダはご存知の通り大自然に囲まれている国であるし、水道水が美味しいということもあり、環境問題の意識が高いことから水道水を飲むよう呼びかけるほどです。
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さいごにアフリカ圏ですが、南アフリカ、モザンビーク、レソトの3カ国が水道水が飲めます。
飲めるといっても、やはり安全性の問題から一般の人たちはミネラルウォーターを飲んでいるそうです。
世界の水道水事情がわかったところで、なぜ日本は水道水が飲める先進国になったのでしょうか。
それは、国土が小さいということが大きな要因の一つとなっています。
小さい国の場合、水道水のインフラ整備に移動距離が短いほど時間を短縮できるし、それに伴い費用も少なくてすみます。
日本は本当にラッキーな国だからといって、水を粗末にしないように、なるべく水を汚さない工夫をしながら生活して、水に対する意識を高めましょう。
■汚い水も浄水場で生まれ変わる!?
水は命そのもの、人間にとっても命に深く関わっている。
都会に行けばいくほど、「水道水は臭くてまずい」といわれている。
水道水に含まれる塩素のカルキ臭が鼻をつく。
なぜ源流となる河川からの水なのに、塩素が必要なのだろうか。
上流に住んでいるならまだしも、下流になればなるほど生活が便利なのもあって、人口密度が高くなる。
下流域は家庭からでる生活排水が交じり合っている場所であるから、川の水はドブ川のようになり、汚れ澱み、まるで水では無いのではないかとさえ思えてくるほどだ。
これらの汚れた水が川から海へ流れ、それを小魚の住む世界を汚し、汚染された小魚を大きな魚たちが食べていく。
その大きな魚を人間が漁をして、スーパーに並べられて、やがて食卓へと還っていく。
そしてまた、生活排水という廃油たちと一緒にへ汚れたものを流し、汚染させていく。
この悪循環をどこかの段階で絶たなければならない。
実は河川には、汚染された生活排水だけではなく、椅子やタンスの家具や自転車からバイク、車といった乗り物まで捨てられているのが現状だ。
命に欠かせない水なのに、川や海がゴミ捨て場と化せば、それを飲み水としているわたしたち人間にとって、大きな損失は免れない。
もしかしたら、ゴミだらけの川の水を自分たちが飲んでいるとは知らない地域住民が多いのではないだろうか。
浄水場のおかげで、あんな汚い水が最新ろ過装置で浄化され、薬物混入によってカルキ臭つきの飲み水として蘇っている。
ある意味、日本の浄水場の浄化システムのおかげで、まるで魔法のように汚い水を綺麗な水に変えて各家庭に届けていることは誇らしくさえ思う。
ここで疑問に思うことは、汚れた水は浄水場の人たちが働いてくれているおかげで、飲み水として復活しているだけで、本来、工場や家庭からでる生活排水をわたしたちの努力でなんとかしなければならないのではないだろうか。
厚生労働省の「水安全計画について」にて、水道システムが安全に確保されていること、しかし水道水へのさまざまなリスクが存在することも伝えています。
出典元:厚生労働省
東京都水道局の「よくある質問」で「浄水器について」で、使用される場合は、浄水器の特性をよく知ることが必要ですと、回答しています。
出典元:東京都水道局
■浄水器で安全と安心を手に入れる
危険物質と化す水道水によって、人間を含む生き物すべての遺伝子を傷つけてしまうという。
人が必要な水分は一日2リットルというが、水道水に有機塩素化合物が含まれているとしたらどうだろうか。
せっかく浄水場でクリーンな水に生まれ変わったとしても、水道管で変異し、家の蛇口からでてくる水が毒のような存在ならば、そこにアイデアと工夫が必要だ。
その最も有力なのが、蛇口に浄水器を設置することだ。
蛇口から危険物質を除去さえできれば、本当の意味でのクリーンな水となり得る。
浄水器という水を綺麗にしてくれる装置も、ピンからキリまで存在する。
そんな中で、一押しの浄水器なのが、創業は1970年で、アメリカに本社をおき、現在世界中の各家庭に安全で安心な水が行き渡るよう高性能浄水器を提供してきたブランドのマルチピュア。
マルチピュア公式ストア
マルチピュア浄水器には、独自開発したブロック状の圧縮活性炭によって優れた汚染物質除去機能がある。
「 蛇口からでる水が安全で安心できるなら、さらに美味しい水が飲めるなんて、ほんとうに浄水器を開発した企業、浄水器を販売している人たちに感謝しかないよね! 水を汚さない生活を心がけることがぼくたちができる地球環境問題への対策だと思う」
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