万物の中に宿る精霊・妖精に秘められた、スピリットの世界!
この世界の元素を司る、精霊・妖精のスピリットを読み解く。
みなさんは精霊・妖精と聞くとどんなイメージを持っていますか?
自然を感じていると、火や水や土や風はもちろん、その中に魂を感じることはありませんか?
そしてスピリットを感じる精霊・妖精とは、4つのエレメント(四大元素)を表し、精霊・妖精を人間のように表現し、擬人化したものなのです。
もし、万物の中にスピリットが宿り、霊的な存在を感じるとしたら、それは神道の八百万(やおよろず)の神に通じるものがあるのです。
かの有名なアリストテレスは、霊的なものが生きとし生けるものに宿り動いていて、無生物は何かによって動かされていると説いているのです。
さあ、万物を創る四大元素から精霊・妖精のスピリットを紐解いていきましょう!
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四大元素を擬人化して伝えた四精霊(しせいれい)
火の精霊・妖精 サラマンダー(Salamander)
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火の元素を司る精霊、サラマンダー。
炎や、火口、溶岩の中に住んでいる精霊です。
小さなトカゲのような姿をしている精霊です。
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水の精霊・妖精 ウンディーネ(Undines)
水の元素を司る精霊、ウンディーネ。
語源は、ラテン語のundaで波の意味を持ちます。
泉や湖に住んでいる精霊です。
人間のような姿で美しい女性の姿をしていますが、性別はありません。
もともとは魂はありませんが、人間の男性と結婚をして、子供を持つと魂を持つことができると言われています。
魂を得たものの、禁止されていることもあるので、夫に水際で、罵倒されると、水の中に戻らなければならないという。
そして、最後には魂を失ってしまうとも言われています。
人間との悲しい恋の話も、数多く伝わっています。
地の精霊・妖精 ノーム(Gnomes)
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地の元素を司る精霊、ノーム。
大地の中に住んでいる、老人のような姿をした精霊です。
英語の読み方で、ノームと呼ばれています。
語源は地中に住むものという意味を持つギリシア語のゲノムス(Genomus)です。
男性の精霊は、グノーム(Gnom)、女性の精霊はグノーメ(Gnome)と呼ばれています。
男性の精霊は、髭を胸元まで生やし、赤いとんがり帽子を被り、派手な服装をしていて青い上着を着ていると言われています。
女性の精霊は、肌がとても綺麗ですが、350歳を過ぎてしまうと産毛が生えてくると言われています。
とっても陽気で明るく、手先が器用で細かいものを創るのが得意とも。
知恵があり、知識が豊富で地下の財宝の在処を知っていると言われ、富を得れるように導いてくれると言われています。
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風の精霊・妖精 シルフ(Sylphs)
風の元素を司る精霊、シルフ。
人間と精霊の中間とされ、男性性と女性性を持つ精霊です。
男性の精霊は、シルフ(Shylph)、女性の精霊はシルフィード(Shylpeed)と呼ばれています。
風のように自由気ままに流れるように、飛び回ることから、女性の姿となり、浮気っぽい性質を持つと言われています。