「クラシック(classic)」とは広義に言えば、古い音楽になるので、17世紀~19世紀くらいに活躍していた、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(17-18世紀に活動したドイツの作曲家)やヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(17世紀に活動したウィーンの作曲家)たちの音楽をクラシック音楽とされている。日本の古い音楽に雅楽があるが、それもクラシック音楽と言える。「クラシック」とは狭義に言えば、古典派音楽になるが、一般的には西洋音楽として「クラシック」といい、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(18世紀に活動したドイツの作曲家)に代表されるバロック期から現代に作曲された音楽を指す。
クラシック音楽は音楽療法で大活躍している。科学の進歩によって、音楽の力が現代人のさまざまな病気が治療されたり、病気が改善するなど、人体に医学的作用が働くことは実際に証明されていてる。
クラシック音楽の中でも、モーツァルトの曲は3500ヘルツ(Hz)以上の高周波を発していて、人体では、脊髄から脳までの神経系を効果的に刺激することで、生体機能に反応して治療されることになる。また、神経系以外でもさまざまな症状(高血圧、脳血管障害、がん患者の延命効果、不眠症、自閉症などの改善、慢性分裂病、老人性痴呆症、心身の緊張、ストレス、痛みの緩和など)にも効果が期待できる。
クラシック音楽を聴くだけでも心身の健康に役立つが、自身で演奏しても治療に役立つ。
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■クラシック音楽の世界を築き上げた人たち
フ | レデリク・フランチシェク・ショパン |
フレデリク・フランチシェク・ショパン(Fryderyk Franciszek Chopin)は1810年3月1日にポーランドに誕生。1849年にこの世を去る。ヨーロッパの作曲家で、その作曲のほとんどがピアノ独奏曲で占めていて、それまでの作曲家に見られない、繊細で激しく感情的な音を使うピアノの詩人とも呼ばれていたピアニストとして有名。また、ショパンは美しい旋律や様々な形式、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を広げることで、それまでにはなかったピアノ音楽を開拓した作曲家でもある。
ピアノの技術革新の時代に作曲した練習曲(れんしゅうきょく)(全27曲)は、ピアノのための練習曲の中で最も有名でもある。この練習曲はピアノ演奏会でもよく演奏されている。ショパンがつけた曲名ではないが、「別れの曲」や「革命」といった愛称がついているものもある。
練習曲 第3番ホ長調op.10-3「別れの曲」 (Etude Op.10-3) |
日本名で「別れの曲」は、ショパンの曲の中で、あまりにも旋律の美しさを表現しているものとして最もよく知られているひとつです。 ショパン本人が、「一生のうち二度とこんなに美しい旋律を見つけることはできない」と言うほどの、大発見だったのでしょう。 この曲はショパンがウィーンから帰国した際、1829年~1832年(ショパンが22才)に練習曲として、祖国であるポーランドとの ”永遠の別れ” を書いたとも言われています。「別れの曲」という題名は、昭和10年頃に日本国でつけられた邦題で、ショパン自身によるものではありません。当時フランス映画でショパンの伝記を元につくられた映画の中で流れていた曲が「別れの曲」だったのです。 エチュード(Etude)とは ”練習曲” という意味ですが、ショパンは単なる練習曲に留まらず、高度でかつ、芸術性も兼ね備えたものとして、完成された曲に仕上げています。 「別れの曲」は3部構成になっていて、最初と最後の旋律は、あまりにも優雅でいて、しかも美しく奏でられています。この美しい旋律の部分だけを使うオーケストラの演奏もあるそうです。 |
(MIDは「クラシックMIDI ラインムジーク」よりお借りしました。)
地球環境サイトH3 オススメの理由!![]() クラシックを日常に取り入れるだけで、心が豊かになるというか、魂までもが美しく純粋になっていくように感じられます。音楽の中で最も魂を揺さぶり、そして心を癒すエネルギーを持つ音が、クラシック音楽の中に秘められているのではないでしょうか。 生まれつき目が見えなくても、すばらしく人を魅了する音をだす辻井くんのピアノは聴く人の心を癒してくれるでしょう。 |