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DIYブームもあり、ホームセンターに行けば木材が簡単に手に入る時代になってきました。
しかし、その場所においてある木材は、どこの場所で育ったものなのでしょうか?
実はほとんどが海外の木材なのです。
日本の木材は、地元の小さな材木屋さんたちが細々と利用しています。
なぜかというと、海外の木材が日本の木材よりも安いからです。
安いと思っている!?からです。
日本をもっと元気にするためには、みんなで力を合わせて、木材を地産地消してみるのはどうでしょうか?
日本の木で地産地消を!
■木材の地産地消で日本経済を救える!?
荒地となった杉林
現在日本国には、建物の材料になる樹木が大量にあっても、なかなか使いこなせていないのが現状です。
杉やヒノキといった、花粉症アレルギーの人にとっては天敵とも言える!?樹木たちは、伸びきったまま成長したまま放置されています。
数十年後に建築材料として使えるからと、山の持ち主たちは広葉樹がたくさんある森を、杉林と檜林に変身させてしまいました。
しかしその後、杉林や檜林は山の風景を変えただけの、宝の持ち腐れ状態です。
そこで現在、野菜や魚など地元でとれたものを消費しようとする試みとして、地産地消ブームがあります。
木材というのは、大きくて長くてとても重いのが特徴なので、材木を運ぶためにはたくさんのエネルギーが生じます。
実は命がけで木を伐採しています。
■化石燃料から自然エネルギーや再生可能エネルギーへの変換
究極のエコハウスを目指すなら、現在ある化石燃料をなるべく使用しないことが望ましいです。
住宅に必要なエネルギーは、太陽光発電、風力発電、地熱発電、水力発電、バイオマス発電などの自然エネルギーを利用します。
伐採した樹木をじょうずに積み上げます。
そして、伐採した樹木をトラックで運びます。
まずは樹木を切る作業からはじまって、山から運搬用トラックまで運ぶ作業、木をトラックに載せる作業、製材所へ運ぶ作業を経て、わたしたちが利用できる木の材料となっていきます。
もしも他県にある樹木を切り出して、運んでもらうとなると莫大な費用がかかってしまいます。
これを地元の樹木を利用することで、最小限のエネルギーで作業を進めることが可能となりCO2の排出量も最小限に抑えられるわけです。
これを「木材の地産地消」といいます。
材木として使えるように製材所が樹木を綺麗に変身させてくれます。
地元の森林にある樹木たちを有効活用することで、その地域の林業も同時に活性化につながっていきます。
地域に根付いた樹木たちは、その土地の気候風土に合ったものなので、材木としてはかなり質の高いものとなりますし、「あそこにあった木を使ったのか」と思うと親しみも持てるようになるので、みんなが幸せになる仕組みといえます。
■建設業界に革命が起こった!?
地産地消というだけあって、材木が確保できる地元で、その地域で生まれ住んでいる地元のログビルダーたちの手で、地元にログハウスを建てることが理想的です。
最近では地元の木材を使って家を建てることを推薦している一般住宅メーカーも増えてきたので、地産地消を希望している人にはチャンス到来です。
住宅を建てるために使う木をその地域で集めることは、日本の昔からある風習でもありました。
地元に住む、立木の売買をしたりする山師(やまし)に、建築に必要な木材を頼むことで手配してもらえます。
地元で育った木だからこそ、丈夫で長持ちする材木になっているんです。
また、建築費という観点を考えてみると、樹木が近くにあればそれだけで輸送コストの削減や建設納期の短縮にもつながります。
まさに建設業界の革命ではないでしょうか。