未来の夢のコンクリートと期待されている、 「自己治癒コンクリート」というものが現在研究されています。 名前からして、すんごいインパクトありますね!!! 研究者は東京大学生産技術研究所教授でもある、岸利治さんです。 研究所では、 コンクリート材料・コンクリート工学・セメント化学に関する研究をされています。 |
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本来コンクリートというものは、長い年月が経てばいずれひび割れが発生し、そこから漏水が起こり、コンクリート内部の鉄筋が腐食していき、やがてコンクリートの耐久性の失われ、コンクリートで作られた建造物の崩壊につながっていきます。
そこで、岸利治教授が思いついたのは、
「コンクリートが自然に修復されないだろうか・・・」
と、普通では考えられないアイデアを思いついたのです。
この発明のために、生まれてきたといっても過言ではないですね!
大学で長年の研究の結果、ついに発明されたのが、「膨潤剤」というもので、コンクリートを作る際に混ぜるために使われます。
膨潤剤入りコンクリートは、ひび割れたコンクリートの中に水が入り込むと、10倍に膨張する性質を持ち、その化学変化によってひび割れた箇所が自然に塞がっていく、まるで夢物語のようなものなんです。
日々の実験では、まずコンクリートの箱をつくり、人工的にひび割れを起こし、その中に水を1ヶ月間流し込むというものがありました。
なっなんと!1ヵ月後にコンクリート箱のひび割れは、見事!!ほぼ自己修復されていたのです。(完璧ではありません・・・)
岸利治さんの目標は、「2016年までにひび割れ自己治癒コンクリートを実用化させ、耐久性の高い構造物を 未来に残したい」というものです。
2016年までに、実用化に向けて日々がんばっている岸利治さんは、すばらしいですね!
これが実用化されれば、地下に使うコンクリート、湿気が多い場所でのコンクリート、もちろん住居などに使われるコンクリート、さまざまなコンクリートに応用され、わたしたちの暮らしが変わること間違い無しですね☆☆☆
【東京大学生産技術研究所 岸研究室(コンクリート工学)】
ホームページ→ http://wdnsword.iis.u-tokyo.ac.jp/
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